首都圏ではPS5(CFI-1200A01)が店頭入荷しても、転売目的の中国人が買い占めるのですぐに売れてしまうので在庫なしの店舗が多いです。転売ヤーのせいでしょうか。定価以上の価格を払って購入するのはどうかと思うんですけど、ゆっくり解説していきます。PS5で次世代の素晴らしいゲーム体験ができるのは間違い無しです。(絶対に転売から買っちゃだめ)
しかし発売当時よりは少し状況は落ち着いてきているようで「PS5を店舗で見た」「PS5が買えた」という声もあがってきています。
ではPS5を購入できた人はどのような店舗でPS5を購入することができたのでしょうか?
まずは「PS5」と「PS5 Digital Edition」の性能やスペックについておさらいしておきましょう。
ゆっくり解説すると、処理性能はもちろんのこと、グラフィック性能も、SSDの読み込み/書き込み速度も。PS5は次世代の技術を活かして大幅にスペックアップしています。
- 最大8K&レイトレーシング対応
- PS4/PSVRとの互換性
- 独自設計のSSDによりロード時間が約19倍高速化
- Tempest 3D オーディオで立体音響に対応
- 触覚フィードバックと感触が伝わるトリガーを搭載するコントローラー「DualSense」
- 最大消費電力は350W ※PS4 Proは300W
処理性能はPS4と比べて最大5倍、PS4 Proと比べて最大2倍高速化。
後述の次世代コントローラー「DualSense」や立体音響、4k/120fps(最大8k)のグラフィックのおかげでPS5のゲーム体験はさらなる高みに到達しています。
PS5/PS5 Digital Editionのスペックと仕様
|
PS5 |
Digital Edition |
サイズ |
幅390×高さ104×奥行260mm 約4.5kg |
幅390×高さ92mm×奥行260mm 約3.9kg |
CPU |
Ryzen Zen2 8コア/12スレッド |
Ryzen Zen2 8コア/12スレッド |
GPU |
AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine |
AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine |
メモリ |
GDDR6 16GB |
GDDR6 16GB |
容量 |
825GB SSD |
825GB SSD |
ゲームディスク |
Ultra HD Blu-Ray |
× |
オーディオ |
Tempest 3D オーディオ技術 |
Tempest 3D オーディオ技術 |
映画(ディスク) |
○ |
× |
レイトレーシング |
〇 |
〇 |
PS4との互換性 |
〇 |
DL版のみ |
消費電力 |
最大350W |
最大350W |
発売日 |
2021/11/12 |
2021/11/12 |
価格 |
49,980円+税 |
39,980円+税 |
PS5は光学ドライブを搭載しない「PS5 Digital Edition」と光学ドライブを搭載する「PS5」の2モデルが存在し、いずれも得られるゲーム体験は同じ。
PS5 Digital Editionは光学ドライブを搭載しないため、遊べるゲームはダウンロード版のみとなることには注意が必要ですが……そのかわり、PS5と比べて光学ドライブを搭載しないぶん軽くてスリム。
PS5の熱伝導材には"液体金属"が採用
ここからは、PS5のスペックや機能についてもう少し詳しくチェックしていきましょう。
PS5にはこれまでのPlayStationと同様にAMD製のCPUとGPUが搭載されるのですが、PS4と比べて遥かにパワフルで高性能。
CPUは「AMD Ryzen(第3世代)」がベース、GPUは「AMD Navi」をベースにしたカスタムモデルが搭載されます。
最大8k画質のグラフィックに対応するほか、ハードウェアレベルでレイトレーシングをサポートするので、画質で言えばハイエンドゲーミングPC並み。グラフィック性能はRadeon RX590を上回ります。
理論値では10万円で発売されたグラボRTX 2080と同等の性能と思ってOK。
PS5にはCPU/GPUともに最新世代のものが採用されるため、電力効率、処理性能、コスト面でもPS4から順当に進化したイメージ。これまでのコンソール機と比べ、PCゲームで要求されるような性能、スペックにグッと近づきました。
PS4が発売されたのは2014年ですし、さすがに6年も経過していれば革命的な進化を遂げるのは当然なんですけど、PS5はコスパがすごすぎるから凄いのです。
通常版の「PS5」とDL版専用の「PS5 Digital Edition」
PS5がこれまでのPlayStationと大きく違うのは、通常版の「PS5」とUltra HD Blu-Rayディスクドライブを搭載しない「PS5 Digital Edition」の2モデルが存在するということ。
- 【PS5】
- 【PS5 Digital Edition】
- 価格は44,980円+税
- 光学ドライブ非搭載
- ゲームや映画はダウンロード版のみ
- ちょっとスリムで軽い
PS5とPS5 Digital Editionの違いを簡単に比較してみると上記のとおり。
PS5 Digital Editionは光学ディスクドライブを搭載しないぶん少しスリムになっているほか、価格は1万円ほどお安くなっていますね。
PS5とPS5 Digital Editionの性能に違いはないため、廉価版というよりかは……機能を削ぎ落した別バリエーションという認識が近いかも。
PS5とPS5 Digital Editionの詳細な違いや比較は以下の記事もどうぞ。
これからPS5を探すための参考にするために購入できた人の声を確認してみましょう。
ヨドバシでは告知無しでたびたび店頭販売が行われいるようです。
そのためたまたま店舗を訪れた際に「PS5在庫あり」のPOPを見つける人も多いようです。
入荷の頻度もそれなりに高いようなので時間があるときにヨドバシをハシゴすることがPS5購入への良い方法となるでしょう。
ヤマダ電機では2022年に6月に入荷がされています。
ただしその販売方法は抽選なので誰でも購入できるわけではありませんでした。
PS5の人気やPS5を求めるユーザーの数を考えるとなかなかその倍率は高かったことでしょう。
しかし抽選に参加する条件にアプリやクレジットカードの登録などはないので参加自体は誰でも簡単に行えたようです。
超高速なロード時間を誇るSSD
PS5には独自に最適化されたSSDが採用されていまして。ローディング時間はPS4から約19倍高速化しています。
サーニーはコントローラーをいじって、スパイダーマンをマンハッタンの別の場所に移動させる。しかし、その操作が完了するまでには15秒ほど待たなければならなかった。
サーニーが次世代機の開発キットで同じことをやってみると、かかった時間はわずか0.8秒だった。
WIRED
実際にPS5でゲームをプレイしてみると分かるのですが、Fallout 76やモンスターハンターワールドなど、ロード時間の長めなゲームでもロード時間が短くなっているのは明白。
ゲームのロード時間で待たされるのって、せっかくゲームの世界に入り込んでいたのに現実へ引き戻される感がすごいので、PS5のロード時間短縮はゲーム体験の向上にも繋がってます。
- PS5のSSDは最新のPCIe 4.0に対応
- SSDの容量は825GB
- シーケンシャル読み込み速度は5,500MB/s。帯域幅が広く、非常に高速
- ロード時間やファストトラベル、キャラクターや世界の描写などなど、あらゆる動作が高速化
- PCIe 4.0対応"M.2 SSD"を増設可能
- 対応する規格はType-2230、2242、2260、2280、22110
めちゃ綺麗なグラフィックで、しかもロードは一瞬。そんな快適なゲーム環境もPS5があれば実現できるわけです。
※2021年7月30日 Update, PS5のシステムソフトウェアベータプログラムにてM.2 SSDによる拡張ストレージの追加をサポートしました。詳細は以下の記事もあわせてどうぞ。
買えそうな店舗③ ドン・キホーテ(メガドンキ)
PS5はドンキホーテでも販売されることがあるようです。
以前は抽選販売でアプリなどから告知のメッセージを受けられることもあったようです。
2022年7月には店頭販売も目撃もされています。
PS5を求めるユーザーにはゲームショップや家電量販店を中心に狙う人もいるのでドンキホーテは意外な穴場となっている場合もあります。
TSUTAYAでは2022年4月と2022年6月で抽選販売がされました。
今後も抽選販売が行われる可能性があるので情報はチェックしておく方が良いでしょう。
ただしTSUTAYAの抽選に参加するにはアプリとモバイルTカードの登録が必要になようです。
店舗⑤ゲオ
ゲオもアプリでの抽選販売をたびたび行っているようです。
しかし、2022年7月に店頭販売で普通に売っているとの目撃情報もあります。
ゲオでの店頭販売の目撃情報は少ないですがダメ元で定期的に店舗の在庫チェックに回っても良いでしょう。
運が良ければPS5が見るかる可能性があります。
エディオン2022年6月にネットショップで抽選販売をしています。
ただし購入にはクレジットカード機能付きのエディオンカードが必要になるようです。
ビックカメラでも抽選販売がたびたび行われているようです。
またゲリラ的に店頭販売を行っているという情報もあります。
ただし購入する際にはエディオンと同様に提携のクレジットカードが必要になるようです。
ジョーシンでも抽選販売がされています。
アプリやクレジットカードなどのに登録していると連絡を受け取れたようです。
また店頭での抽選販売も行われていたようです。
店舗⑨イオン
イオンでもPS5の販売をしていることもあるようです。
またイオンであればゲームショップや家電量販店なども入っていることが多いので効率的にPS5を探すことができるでしょう。
ソフマップの抽選販売では在庫数を教えてくれます。
PS5はいくら応募しても当選しない人もいて「本当に当選している人はいるの?」と疑ってしまうこともあるようです。
しかしソフマップのように在庫数を明らかにすることでその倍率の高さをある程度把握できます。
また情報を公開してくれることで信頼や安心を感じることができるでしょう。
PS5は2020年11月12日に発売されましたが、あまりの人気に現在でも入手できていない人もいます。発売当時に比べると少し状況は落ち着いているものの,首都圏ではPS5はまだまだ入手することは困難です。人口密集の弊害ですねwww大変だね。
Tempest 3D Audioによる立体音響
PS5には音響を担当する専用のチップ「Tempest 3D Audioチップ」が搭載されており、PS4では実現されなかった"立体音響"に対応しています。
- 3Dオーディオ処理専用のチップ"Tempest 3Dオーディオ"を搭載。立体音響に対応
- PS5のヘッドセット"PULSE 3D ワイヤレスヘッド"は3Dオーディオを最大限活用できるよう最適化
- 多くのUSB接続/イヤフォンジャック接続のヘッドフォンで3Dオーディオを体験可能
- TVのスピーカーからバーチャルサラウンドサウンドが再生可能
音はゲームにどれだけ没入できるかを大きく左右する要素ですが、ヘッドフォンで前後左右に飛び交う音、スピーカーで空間的に楽しむ音。
PS5は “ドルビーアトモス" やカプコンの “ViReal" などの立体音響が利用できますが、上述の「Tempest 3Dオーディオ」により、高精度で緻密に音場を再現できるほか、人により立体的に聴こえたり、聴こえなかったりする原因である “頭部伝達関数" を解決するような機能まで搭載しています。
PS5/PS5 Digital Editionでは、スピーカーの位置調整も可能。
3Dオーディオ機能は基本的にすべてのゲームで体験可能というのもPS5/PS5 Digital Editionの大きなトピック。
上記のゲームタイトルのように、PS5の3Dオーディオに最適化されたゲームはより深く、没入感のある立体音響を楽しむことができます。
僕はゲームでもなんでも"音"は良い影響を与えてくれると考えているのですが、PS5は素敵な音響体験を簡単に提供してくれます。
最大消費電力は350W、スタンバイモードは超省電力
PS5の電源ユニット(定格350W)
PS5の分解映像で明らかになったPS5の電源ユニットは定格350W。※PS4の消費電力は最大165W、PS4 Proの消費電力は300W。
- PS5に搭載される電源ユニットは定格350W
- スタンバイモード時の消費電力は1.3W
PS5の実際のスタンバイモード時の消費電力は1.3Wとなっており、PS4(CUH-2000)のスタンバイモードの消費電力が6~8Wと言われているので、この数値がどれだけすごいのかがイメージできると思います。
PS5が生きてるかどうか不安になるくらい、びっくりなワッパ。
- USB-A端子
- 起動時平均:5.05V 1.46A 7.37W
- スリープ時平均:5.16V 0.96A 4.7W
- USB-C端子
- 起動時平均:5.12V 2.09A 10.70W
- スリープ時平均:5.12V 2.16A 11.05W
PS5は全面のUSB-A端子とUSB-C端子の定格出力は上記の通り。(充電するデバイスがiPhoneの場合。起動直後やスリープ直後は一時的に出力が落ちる)
デバイスを接続して充電することもできますが、その場合、USB-C端子を使用したほうが充電は速いですね。参考程度にどうぞ。
PS5の色を変えられる純正カバー
PS5には、ギャラクシーコレクションとして「コズミックレッド」「ミッドナイトブラック」「ノヴァピンク」「ギャラクティックパープル」「スターライトブルー」の5色展開で交換できる純正カバーが発売されています。
価格はいずれのカラーも6,578円(税込)。
ギャラクシーコレクションとしてコントローラーにも同じカラーが発売されているため、PS5と合わせて好みの色にカスタムするのもよさげ。
▶PS5の色を変えられる純正カバーがついに登場!発売日は2022年1月27日
4k/120fps、最大8k対応のグラフィック
FF7 Ramake Intergradeのスクショ。画像はめっちゃ圧縮してます。
PS5はグラフィックも素晴らしくて。Unreal Engine5を使用した「The Matrix」の技術デモが分かりやすいのですが、とにかく映像が美しい、強い。実写かと思うほどに綺麗すぎるのです。
▶Unreal Engine5 The Matrixの動画(Youtube)
PS5が持つグラフィック性能のポテンシャルについては上の動画でしっかり伝わったかと思うので、公式から発表されているPS5の映像出力についても見ていきましょう。
- 最大8k画質のグラフィックに対応
- 4k 120Hz TV、8k 60Hz TV
- レイトレーシングをサポート
PS5はPS4 Proと同様の技術でアップコンバートによる8k/4kに対応しますが、8k画質を"実際に"どれくらいのフレームレートで動かせるのかは明かされていません。
というよりも……現在8k画質でのゲームプレイをテストできるような環境がなかなか無いのです。
発売直後の公式情報によれば「Spider-Man:Miles Morales」「DEATHLOOP」が4k/60fpsで動作、「DIRT 5」は4k/120fpsで動作するとのことだったのですが、2023年現在はほかにも4k/120fpsに対応するゲームはたくさんあります。
120fpsに到達するゲームであれば、ゲーミングモニターの使用も十分視野に入りますし、PS4/Xbox One版では散々だった"サイバーパンク2077″もPS5だと快適に遊ぶことができました。
せっかくなのでPS5が対応する「レイトレーシング」についてもダダっとおさらいしておきましょう。
▶Unreal Engine5 デモ PS5(Youtube)
レイトレーシングについてざっくり説明すると、光線を追跡・計算し、肉眼で見る世界のような光の屈折であったり、水の反射だったりをシミュレートする技術のことなんですけど、要は、レイ(光)をトレース(追跡)する技術のこと。
反射・屈折などの表現はPS4/PS4 Proでもありましたが、レイトレーシングの対応により実写に近い正確な表現が可能になりました。PS5はレイトレーシングへ対応することで、ゲームへの没入感がさらに向上しています。
グラボ換算でPS5のグラフィック性能はRTX2080くらい
PC向けグラボ「RTX 2080」
もうひとつ気になるのが、PS5のグラフィック性能をグラボ相当に換算するとどうなるの? ってところ。こちらもさくっとチェックしておきましょう。
PS5に搭載されるGPUの性能をグラボの処理性能を表す値"TFLOPS(テラフロップス)"に換算して比較してみると、上記の通りで、PS5はRTX 2080相当の性能を備えているというのが分かります。
※RTX 30シリーズの"単精度浮動小数点数(TFLOPS)"は驚異的ですが、RTX 20シリーズのグラボに肉薄するグラフィックス性能をPS5(39,980円~)が持つのはとてもすごいこと。RTXシリーズのグラボは6万円~20万円程度で販売されています。
TFLOPSはあくまでも"指標"ですし、この通りの性能差があるとは言い切れないですが、少なくとも、GPU性能はXbox Series X/RTX 2080 Super/RTX 2080 Tiに及ばずといった認識で問題ありません。
ただし、得られるゲーム体験を加味した場合この限りではないというのは言うまでもなく、PS5はアップコンバートにより最大4k 120fps/8K 60fpsに対応しています。(15万円超えのRTX 2080Tiですら4k/120fpsをネイティブで出すのは厳しい)
PlayStation4ユーザーにとって嬉しいのが、PS5はPS4(PS4 Pro)/PSVRとの互換性を持つということ。
PS4向け/PSVR向けゲームともに一部のゲームタイトルでは画質が向上するほか、パフォーマンスも向上しますよ。
今持っているPS4のゲームディスクを遊ぶのであれば光学ドライブを搭載するPS5を選ぶ必要があるものの、PS5へ無料アップグレードできるゲームもありますし、慣れ親しんだゲームをPS5で遊ぶことができる……というのは大きなメリットかなぁと。
※ダウンロード版であればPS5デジタルエディションでPS4のゲームタイトルをプレイ可能。
ゲームタイトルやコンテンツについては、PS5発売以降もPS4/PS4 Pro/PS5に対応するものがしばらく発売されるため、PS4 Slimがミドルレンジ、PS4 Proがハイミドルレンジ、PS5がハイエンド……といった構図がしばらく続きそうですね。
PS Plusがリニューアルされ、初代プレステ/PS2/PS3/PSPのゲームがPS4/PS5で遊べるようになったので、遊べるゲームもドドンと増えました。
▶PS Plusが6月2日にリニューアル!初代プレステやPS2、PS3のゲームがサブスクで遊べる(月額850円~)
PSVRは後方互換性のみ。PS5向け「PSVR2」も発売予定
PS5はPSVR(PlayStation VR)との後方互換性は備えており、2023年2月22日には「PSVR2」が発売予定。
PS5でPSVRを遊ぶには"PlayStation Cameraアダプター"が必要ですが、PSVRのプロセッサーユニットの背面に記されたシリアルコードを入力することで“PlayStation Camera アダプター"が無料で提供されるので必ずチェックしておきましょう。
※新しくPSVRを購入する場合、PlayStation Cameraアダプターは同梱されています。
次世代PSVR「PSVR2」は2023年2月22日発売。スペックとコントローラーの詳細が気になるブラザーは以下の記事もあわせてどうぞ。
▶PlayStationVR2のスペックおさらいしとく?発売日は2023年2月22日、価格は74,980円 #PSVR2
直感的な操作ができるPS5のUX
PS5の新しいユーザー体験では、素晴らしいゲームの数々やゲームコミュニティと瞬時につながり、ゲームの世界に没入して、ユーザー中心に考えた「次世代」と呼べる体験を目指したとのことで、ホーム画面は大きなアップデートが加えられています。
▶PlayStation5のユーザー体験(Youtube)
PS5のホーム画面はとてもシンプルにまとまっていて分かりやすくて。操作感はPS4と似たようなイメージですね。
- コントロールセンター
- PSボタンを押すだけでゲームを終了することなく、ゲーム中に必要なほぼすべてに一瞬でアクセス可能。
- PS5の電源を切ったり、レストモード(スリープモード)にするのもここから。
- アクティビティ
- コントロールセンター上にカードとして表示され、ゲーム中に逃していたアイテムを探しに戻ったり、プレイしたいステージやミッションに一瞬で移動可能
- 画面上にピクチャー・イン・ピクチャーで表示も可能
- PS Plus加入者向けに、ゲームのヒントが見れるゲームヘルプ機能
PS5のUXの中で抑えておきたいトピックはこんなところ。
本体からネットワークまでのシステム全体を再構築することで、インターフェースの操作やゲームの切り替え、オンラインマルチプレイへの参加など、そのすべてが高速化しています。
ほんと、切り替え時の待ち時間は大幅に短縮されていてめっちゃスムーズ。
ストリーミングアプリも充実
PS5/PS5 Digital Editionは様々な"エンタテインメントストリーミングアプリ"がプリインストールされています。
PS5で利用可能なストリーミングアプリについては上記の通りなのですが、PS5にはホーム画面のすぐ横にメディアエンタテインメント専用のスペース「メディアホーム」が用意されていまして。
ゲームを中断することなくメディアコンテンツを素早く切り替えることができます。
別売りのメディアリモコンを使用すれば、PS5の電源をONしたり、ボタン操作ひとつでNetflixやSpotify、Youtubeを起動したり、再生/停止/早送りなどの操作を簡単にできますよ。
PS5はエンタメも充実させてくれること間違いなしです。
PS5用コントローラー「DualSense」が強い
PS5の目指すゴールの1つが「没入感をさらなる高みへ導くこと」。
そのためには、コントローラーについても再考する必要があるとのことで、PS5はコントローラーも大きく変化しました。
▶DualSense公式トレイラー (Youtube)
その名も「DualSense™」。ツートンでモダンなデザインのコントローラーには2つのイノベーティブな新技術が搭載されています。
1つめが「ハプティック振動」と呼ばれる触覚フィードバックの振動機能で、これまで以上に多彩な感覚を手に伝えてくれるというもの。
そして、2つめが「アダプティブトリガー」と呼ばれる新しいL2/R2ボタン。抵抗力がプログラム可能なトリガーになっており、弓を引き絞る感覚や、オフロードでアクセルを踏み込む感覚を体感できます。
- 様々な振動で多彩な感覚を返してくれる触覚フィードバック「ハプティック振動」
- 抵抗力が感じられるトリガー「アダプティブトリガー」
それじゃ、PS5のコントローラー「DualSense」に搭載される2つのイノベーティブな新機能「ハプティック振動」と「アダプティブトリガー」についてもダダっと見ていきましょう。
ハプティック技術で多彩になる振動機能
ハプティック技術(触覚フィードバック)が採用されるPS5のコントローラー振動機能は、これまでのようなただ振動するだけの機能ではなく、様々な反応を手で感じ取ることが出来ます。
レース中に車が壁にぶつかる感覚と、フットボールで相手にタックルする時の感覚では全く異なったものになるでしょう。草原を駆け抜け、泥の中を這う感覚さえも味わうことができるのです。
PlayStation Blog
新しいL2/R2ボタン「アダプティブトリガー」
DualSenseに搭載される"L2/R2ボタン"は「アダプティブトリガー」と呼ばれ、開発者がゲームのアクションに合わせてトリガーの抵抗力をプログラムすることができます。
要するに、アダプティブトリガーの抵抗力とハプティック技術を組み合わせることで、弓を引き絞る感覚やゴツゴツとした岩場でオフロード車のアクセルを踏んで加速させる感覚までを指先に伝えられるのです。
実際にゲームをプレイしてみると、DualSenseがゲームの没入感を高めているのは間違いなし。グリップ感も良いので、PC用のコントローラーとしても使えるすごいやつです。
豊富なカラーも魅力的
DualSenseには「DualSense ギャラクシーコレクション(動画)」として様々なカラーがラインナップされているのも大きなトピックの1つ。
いずれも価格は8,228円(税込)。同じカラーバリエーションでPS5用純正交換カバーも発売されていますし、PS5と同じカラーで揃えるといい感じ。
▶PS5のコントローラー「DualSense」の新色が素敵(コズミックレッドとミッドナイトブラックの2色)
PS5/PS5 Digital Editionの価格についてもチェックしておきましょう。
PS4 |
39,980円 |
PS4 Pro |
44,980円 |
PS5 DigitalEdition |
39,980円 49,478円 |
PS5 |
49,980円 60,478円 |
PS5は49,980円。PS5 Digital Editionは39,980円。スペックを考えると驚異的に安いですね。
※Update 2022/8/25, PS5の価格が値上げ。価格はPS5が60,478円、PS5 Digital Editionは49,478円になります。いずれも5,500円の値上げで税込み価格。
PS5の処理性能と美しいグラフィック、爆速のロード時間は体験できたのですが「最高」の一言。語りたいことはめっちゃあるのですが、とにもかくにも"PS5″のレビューといきましょう。
PS4と比べて数倍性能が向上し、4k/120fpsや最大8k画質、レイトレーシングやハプティック振動を搭載したコントローラーがついてきてこの価格。
PS5 デジタルエディションに至っては光学ディスクドライブを搭載しないってだけで1万円お安く買えるので……驚きのコスパ。
スペックを見比べても違いはなくても、得られるゲーム体験は同じなので、光学ディスクドライブが必要ないって人はPS5 Digital Editionを選ぶと幸せになれます。
PS5の流通が正常化!ゲオやノジマでも抽選販売→通常販売に切り替え
グラフィックや性能の向上はもちろんのこと、サラウンドサウンド、PS4との互換、全く新しいコントローラーなどなど、ゲームへの没入感がより一層高まるPS5は2020年11月12日に発売されました。
2022年は中国人転売ヤーの買い占めで楽天やYahooショッピング、オークションサイトで8万円、9万円ものもはや暴利でPS5が転売されていたせいで非常に入手しづらい状況が続いていましたが、2023年現在はPS5の流通が正常化。botによる買い占めも量販店各社が対策を始めました。
長期にわたって抽選販売が行われてきたPS5ですが、ゲオやノジマなど、様々な取扱店が抽選販売から通常販売に切り替わりました。
Amazonでは抽選販売が続いていますが、ゲーム取扱店舗ではかなりの確率でPS5/PS5 Digital Editionの在庫が並んでいると思われるので、気になるブラザーは近くのゲーム取扱店に足を運んでみるといいかもしれません。
PS5のレビューについては以下の記事もぜひ。
次世代機の風格、PS5を写真多めでレビュー
それじゃ、さっそくPS5のレビューといきましょう。まずは開封から。(写真多めでいきますよ)
パッケージは思っていた3倍くらいは大きくて。PS4 Proと比較するとこれくらいのサイズ差。
僕が購入したPS5は光学ディスクドライブを搭載する"PS5“。
付属品はPS5本体、PS5用コントローラー"DualSense"、AC電源ケーブル、HDMIケーブル(ケーブルの長さは1.4m)、スタートガイドとセーフティガイド、横置き/縦置きスタンドが同梱されていました。
※PS5に保証書は付属しないため、購入した明細(レシートや納品書)が保証書の代わりとなります。これがPS5を転売で購入してはいけない理由の1つですね。
PS5の全容はこんな感じになっていまして。第一印象は「でっけぇ」。
Ultra HD Blu-Rayディスクドライブを搭載する"PS5″のサイズは…
- 幅390mm×高さ104mm×奥行260mm
- 重さは約4.5kg
上記の通り。これまでのコンソール機と比べてPS5は圧倒的なサイズ感ですが、ゲーミングPCと比べるとまだまだ小型ですね。
ただ、PS4/PS4 Proと同じスペースに置こうと思うとスペースが足りない可能性があるため、PS5の購入を検討しているブラザーはサイズを確認し、余裕があるかチェックしておきましょう。僕の場合はギリ同じ場所に置けました。
デザインを眺めてみる
さて、ここからはもう少しPS5について詳しく見ていきましょう。PS5をサイドから見てみるとほぼ長方形で。
PS5の両側にはパネルが取り付けられているのですが、"PlayStationロゴ"の部分は切り抜かれています。お洒落。
少々暗くて見づらいのですが、背面には排気用のスリットが無数に配置されていまして。USB Type-AポートやHDMIポート、電源端子が搭載されています。
もう少し寄って見てみましょう。
PS5の背面の端子類は上からUSB Type-Aポートが2つ、LANポートが1つ、HDMIポートが1つ、そして電源端子といった並びで。
- 【前面】
- USB Type-C (Super-Speed USB 10Gbps)
- USB-A (Super-Speed USB 10Gbps)
- 【背面】
PS5に搭載される"出力系統"は前面/背面合わせて上記の通りなのですが、背面の端子の配置についてはPS4/PS4 Proと大きな違いはありません。
また、背面のUSB Type-Aポートが2つになったのは嬉しいポイントなんですけど…光デジタル端子は廃止されました。
前面にはディスクを取り出すための"イジェクトボタン"と"電源ボタン"が搭載。カチッと押すタイプのボタンになってました。
前面中央にあたる部分にはUSB Type-Aポートが1つとUSB Type-Cポートが1つ搭載されており、PS5のコントローラー「DualSense」はUSB Type-Aで接続します。
PS5の上面に目をやってみると、こちらにも無数の排気口が配置。
どうしてこういう作りになっているのか? については記事の後半で分解しつつ見ていこうかと思うのですが、とにもかくにもスタイリッシュ。
排気を考慮したモダンで無骨なデザインはグッとくるというかなんというか…素敵。
もう少し別の角度から見てみるとこんな感じで。ここにはLEDライトも搭載されていまして。起動中も、待機中も、かっこよく光ります。
パネルが反射するくらいにPS5のボディは黒光り。実は、このパネルにもちょっとしたギミックがありまして…
ググっとズームしてみると、なんと、プレステでおなじみの"〇△×□"がびっしり。すごくないですか? これ。
手触りもすごく良くて。PS5をゲットできたらぜひチェックしてみてくださいね。
ちなみに、PS5を横置きにしてみるとこんな感じで。(まだスタンドは装着してないですが)
前面には"Ultra HD Blu-Rayの光学ディスクドライブ"が搭載されています。PS5 Digital Editionと比べ、PS5には機械駆動の光学ディスクドライブが搭載されているので、故障するとすればここからかなぁと。
PS4/PS4 Proの時は"スタンド"が付属していなかったのですが、PS5には縦置き/横置き兼用のスタンドが付属するため、好みの置き方ができますよ。
横置き状態
PS5にスタンドを装着して横置き状態にするとこんな感じで。ディスクドライブが下向きになります。
(ゲームディスクはこの状態でラベル面が上向きになるので...縦置き状態だとラベルが外向きになるというのもお忘れなく。僕は『ディスク認識しねぇ!』って一瞬パニクりました)
スタンド装着時(横置き)を後ろから見てみましょう。どうでしょう、めちゃスマートじゃないですか? がっちり固定しているわけではないですが、多少動かしてもずれるようなことはありませんでした。
横置き状態では結構なスペースが必要になる(幅390mm×高さ104mm×奥行260mm)ので、置き場所は結構考えないといけないかもなんですけど、縦置き/横置きが自由に切り替えられるスタンドが付属するのは嬉しいですね。
持ちやすくて使いやすい「DualSenseワイヤレスコントローラー」
PS5のイノベーティブなコントローラー"DualSense(デュアルセンス)"についてもさくっとレビューです。
デュアルセンスには引く強さが変わるL2/R2トリガー「アダプティブトリガー」とリアルな振動で触覚にアプローチする「ハプティックフィードバック」の2つの革新的な技術を搭載しているのですが、コントローラーとしての持ちやすさも最高で。
PS4のDualShock4と比べて格段に手にフィットするというか…少し重さが増しているのですが、その重さと相まってしっくりくるんですよね。包み込むように持てるイメージ。
DualSenseにはマイクを搭載するため、そのままボイスチャットをすることもできるのですが、3.5mmイヤフォンジャックを搭載するため、ゲーミングヘッドセットも利用可能です。
背面にはUSB Type-Cポートを搭載。L2/R2ボタンは銃の引き金だったり、ジャンプする際の溜めだったり、トリガーを"引く強さ"が変わる"アダプティブトリガー"の感触がこれまた楽しくて。
PS5にプリインストールされているAstro’s PlayRoomでじっくり試すことができるのですが、コントローラーの引く強さが変わるってのがこれまた新体験なのです。
スパイダーマン マイルズモラレスやその他のPS5ゲームでも利用できるのですが、これはPS5のDualSenseだからこそ。
2021年5月21日発売予定のDEATHLOOPでは、銃ごとに引き金を引く強さが変わったり、弾詰まり(ジャム)を再現しているとのことなので…全力で楽しみなやつ。
PS5のデュアルセンスを全力で体験するなら買わなきゃですよ、ブラザー。
付属のスタンドが使いやすくてGood
PS5には縦置き/横置きを兼用する"スタンド"が付属していまして。こいつの使い勝手が非常に良き。
※上の画像は横置き用にスタンドを回転させた状態です。
台座を回転することで縦置き/横置きの両方に対応できる仕様になっているのですが、裏面にはネジとキャップを収納しておくためのスペースが用意されており、ネジ穴を保護するためのキャップのスタンドに収納しておくことができるのです。
※ネジは縦置き時に使用。
ネジがジャストフィットに収納されているので、取り出すのに少々てこずりましたが…。
PS5を縦置きする場合は底のキャップを取り外して、スタンドに収納して、
PS5にスタンドを装着してネジを締めるだけ。めちゃ簡単ですね。
横置きの場合は台座を"横置き状態"に回転して、PS5の背面にある"△〇×□"のマークに合わせてスタンドを取り付けるだけでOKです。めちゃ簡単。
縦置きではネジを使用しますが、横置きではネジを使わなくて。カチッとはめるだけでOKですよ。
動作音はPS4 Proと比べて明らかに静か
さて、光学ディスクドライブを搭載するPS5で気になることと言えば? そうです。ディスクドライブから発生する"動作音"ですね。
PS5は次世代のゲーム機といえど、冷却ファンだったり、ディスクドライブだったり、"音"のする機構はいくつかあるので、動作音は無視できない重要なファクターです。
でもでもご安心を。PS5はPS4/PS4 Proと比べても明らかに動作音が静かになっていまして。ほとんど気になるようなことはありませんでした。
ファンの回る音も静かですし、光学ディスクドライブの読み込みのはもゲームのプレイ中も、映画の視聴中も気になりません。めっちゃ近づくと聞こえるくらいに動作音は控えめです。
1mくらい離れたらもう聞こえないんじゃないかなぁってレベル。
スペック・仕様
|
PS5 |
Digital Edition |
サイズ |
幅390×高さ104×奥行260mm 約4.5kg |
幅390×高さ92mm×奥行260mm 約3.9kg |
CPU |
Ryzen Zen2 8コア/12スレッド |
Ryzen Zen2 8コア/12スレッド |
GPU |
AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine |
AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine |
メモリ |
GDDR6 16GB |
GDDR6 16GB |
容量 |
825GB SSD 増設可能 |
825GB SSD 増設可能 |
ゲームディスク |
Ultra HD Blu-Ray |
× |
オーディオ |
“Tempest" 3D オーディオ技術 |
“Tempest" 3D オーディオ技術 |
入出力(前面) |
USB Type-C (Super-Speed USB 10Gbps) USB-A(Super-Speed USB 10Gbps) |
USB Type-C (Super-Speed USB 10Gbps) USB-A(Super-Speed USB 10Gbps) |
入出力(背面) |
USB-A(Super-Speed USB 10Gbps)×2 |
USB-A(Super-Speed USB 10Gbps)×2 |
通信 |
Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T) IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T) IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
映画(ディスク) |
○ |
× |
PS4との互換性 |
〇 |
DL版のみ |
消費電力 |
最大350W |
最大350W |
発売日 |
11月12日 |
11月12日 |
価格 |
49,980円 |
39,980円 |
PS5の発売日は2020年11月12日。価格はPS5が49,980円+税。PS5 Digital Editionが39,980円+税となっています。
※Update 2022/8/25, PS5の価格が値上げ。価格はPS5が60,478円(税込)、PS5 Digital Editionは49,478円(税込)になります。
ディスクドライブを搭載する「PS5」かディスクドライブ非搭載でDL版ゲームしか遊べないの「PS5 Digital Edition」で悩むなぁってブラザーは以下の記事もあわせてどうぞ。
▶PS5はどっちを買う?光学ディスクあり/なしの違いを比較しよう – iyusuke
保証範囲内で分解してみる
PlayStation公式Youtubeで分解映像が公開されている"PS5″ですが、せっかくですし保証の範囲内で分解してみましょう。
PS5はパネルの両端を持ちあげつつスライドすると外装の"パネル"が取り外せるようになっていまして。
簡単に内部にアクセスできる仕様になっているというのも大きな特徴です。パネルはスッと取り外すことができました。
外装になっているパネルはほどよい柔軟性を備えつつもしっかり硬くて。相当な力で変な方向に曲げない限りバキッといってしまうことはなさそう。
外装をパカっと。PS5の内部は"美しさ"を感じるほどに非常にシンプルで。パッと見でも淘汰厳選されて考え抜かれた構成になっているのが分かりますね。
PS5の冷却機構は"両排気"。
PS5本体の上面から吸気し、背面から排気というシステムが採用されているのですが、その重要なエアフローを担うのがこの大型ファンです。
冷却ファンの直径は120mm、厚さは45mm。この大型ファンのおかげでPS5の内部に溜まった熱はヒートパイプを流れ、ヒートシンクで冷却するというわけですね。
反対側も見てみましょう。
こちらからはドライブユニットや定格350Wの電源にアクセスすることはできないですが、PS5に溜まったホコリを掃除機で吸える"ダストキャッチャー"が設けられていまして。
電子機器の内部に溜まるホコリって動作不良の原因になりますし、ましてや、ファン周囲のホコリは騒音の原因にもなります。
PS5はそういった"長期使用"を想定した設計がなされているわけですが、こうした工夫は長期使用で問題になる"ホコリ"にしっかり対処できますし、アクセスのしやすさも相まってユーザー目線になっているので非常に良き。
ファンのコネクタは保障の範囲内では外せないですが…掃除することは出来るため、PS5は長く愛用できるコンソール機です。
M.2 SSDの交換もめちゃ簡単
PS5はM.2 SSDを増設して容量を追加することができるのですが、これもめちゃ簡単で。パネルを取り外したら、M.2 SSDの保護カバーを外して装着するだけ。
(ネジにまで〇△×□が! PS5、凝ってます)
自作PCを組んだことがあるブラザーなら見慣れたインターフェースですが、PS5に対応するM.2 SSDの規格は"Type-2230、2242、2260、2280、22110″の5種類。
対応するM.2 SSDの情報が公開され次第、SSDの取り付け方法についても記事にする予定です。
ちなみに、PS5は1TBのSSDを搭載していますが、実際に使用できる領域は"825GB"程度。時間の経過とともに遊ぶゲームが増えれば空き容量が少なくなるのは必然ですし、簡単に容量を増設できるというのはPS5の大きなメリットです。
(しかも転送速度に優れる"M.2 SSD"。ありがとう、SIEさん)
PS5の分解映像については別記事で舐めるように解説しているので、気になるブラザーはこちらの記事も要チェック。
▶PS5の分解映像がキタ!保障切れ無しでM.2 SSD増設できるやん – iyusuke
PS4 ProとPS5のサイズ感を比較
ところで、PlayStation史上最も大きなサイズで登場したPS5ですが、実際にどれくらい大きいの? って気になりません?
このあたりでPS4 ProとPS5の"サイズ感"をさくっと比較しておきましょう。
まずは横から。ほぼ四角形なPS4 Proと比べて、長方形なPS5の圧倒的存在感。
|
サイズと重さ |
PS4 Slim |
約265×39×288mm 約2.1Kg |
PS4 Pro |
約295×55×327mm 約3.3Kg |
PS5 |
約390×104×260mm 約4.5Kg |
数字でPS5とPS4 Pro、そしてPS4 Slimのサイズを比較してみるとこんな感じなのですが、並べるとより分かるのその歴然とした差。PS5ってやっぱりデカいのです。
幅も違うのですが、PS5は高さもあるので…それがさらに大きく感じる理由ですね。
もう少し違う角度から見てみましょう。
この高さの違い…強烈。PS4/PS4 Proは大抵の収納棚やテレビ台に置くことができたのですが、PS5はスペース的な"余裕"が必要です。
背面を並べてみてみるとこんな感じ。PS5はUSBポートが2つ、光デジタルが廃止されていますが、配置に大きな違いはありません。
PS5のコントローラー"DualSense"も存在感がマシマシ。
PS5とPS4のサイズ感はほんと全然違いますし、PS5は予想しているよりも大きく感じること間違いなしなので、購入時は置き場所にスペースがあるか? を確認しておきましょう。
爆速のロード時間、美しいグラフィック、DualSenseのリアルな感触、PS5のゲーム体験は?
お待たせしました。お待たせし過ぎたかもしれません。ここからはやっと"PS5のゲーム体験"についてです。
まず初めに言っておきましょう。PS5で遊ぶゲームは格別。
PS5は最新世代のCPUとGPUを搭載しているため、その圧倒的なスペックにより様々な恩恵が受けられるようになっています。
PS4/PS4 Proとは比べ物にならないほどに高速で、"間"を感じさせないロード時間はゲームの没入感を損なわないですし、PS5はその高い処理性能を活かし、遠景の描写やオブジェクト、人物のディティールもめちゃ繊細で綺麗。
それと、グラフィックスに大きく影響しているのが"レイトレーシング"ですね。
これはPS5のグラフィックス、ゲーム体験、没入感をさらなる高みへと引き上げている技術なのですが、要は光線の動きをシミュレートして追跡、現実の世界で見るような光の反射や光源を再現できる技術のことで。PS4/PS4 Proでは体験できなかった世界が画面の中に広がります。
レイトレーシングのおかげでプレイヤーキャラの移動に合わせて移り変わる"光の動き"がもうすんごいのです。
一部のPS5向けゲームではレイトレーシングのON/OFFが設定画面に用意されているのですが、光の描写がリアルになったこととグラフィックスの向上により、PS5で遊ぶゲームの画質はどれも鮮明で立体的。
ゲームの世界に飛び込んだかのような没入感は時間を忘れてゲームを遊んでしまうほどでした。
(PS5が届いたその日は朝から昼すぎまでスパイダーマンマイルズモラレス遊んじゃいました。恐ろしや)
PS5で"出来るようになったこと"のすべてはプリインストールされている「Astro’s Playroom」で体験することができるのですが、DualSenseから伝わる感覚や音、リアルな振動(触覚にダイレクトで伝わる感じ)がとにかく新体験で。
キャラクターの足音は地面の材質によって変わるし、例えば、砂地ならシャクシャク、金属ならカンカンッといった感じで。DualSenseのスピーカーから聞こえてくるんですよね。
触覚フィードバックもびっくりするくらいにリアルなので、ついつい感触を確かめるように遊んでしまうというか…何かアクションがあるたびにわくわくしちゃうっていう。
スパイダーマン マイルズモラレスのファーストインプレッションについてはサブブログ“geeksgeek"の連載で記事にしているので、気になるブラザーはこちらもぜひ。
▶アメイジングスパイダーマン マイルズモラレスが面白い(グラフィックも素敵) – geeksgeek
音声出力は音質厨も大満足の充実っぷり
PS5は立体音響に対応するため、僕の5.1chサラウンドシステムの環境では音の定位もしっかり。まさに"音に包まれる"ような体験ができます。
参考までに、PS5が対応するオーディオ出力形式は…
- Dolby Digital (最大5.1ch)
- Dolby Digital Plus (最大7.1ch)
- Dolby TrueHD (最大7.1ch)
- DTS (最大5.1ch)
- DTS-HD High Resolution Audio (最大7.1ch)
- DTS-HD Master Audio (最大7.1ch)
- AAC (最大5.1ch)
- Linear PCM (最大7.1ch)
- Blu-ray、Ultra HD Blu-rayにおいてDolby AtmosおよびDTS:Xの出力が可能 ※対応機器と接続している場合
上記の通り。めっちゃ次世代な並びの音声出力形式。形式にもよりますが、最大7.1chの音声出力に対応しています。
PS5はヘッドフォンでもサラウンドサウンドな没入感が体験できるようになっているのですが、これはPS5の"Tempest3Dオーディオ技術"により実現されていまして。どんなヘッドフォンでも優れた立体音響を体験できるというのも大事なトピック。
音質厨な僕も大満足な音声出力を備えているのですが、これだけのゲーム体験が詰まっていて49,980円+税です。安すぎじゃない? PS5。
PS5は付属の"HDMI 2.1ケーブル"でTVやスピーカー、サウンドシステムやサウンドバーに接続して音声を出力することができますが、もし、別途HDMIケーブルを購入する場合は"HDMI 2.1対応 Ultra High Speed HDMIケーブル“を購入しましょう。
ウルトラワイドのディスプレイには非対応
PS5のゲーム体験についてもうひとつ大事なこと。
事前情報では触れられていなかったので「もしや…PS5はウルトラワイドモニターでゲームが遊べるかもしれない!」って期待してたのですが…残念ながらPS5はウルトラワイドモニターの表示には非対応。
PS4/PS4 Proと同様に21:9の画面比率でもゲームを遊ぶことができるのですが、無理やり横に引き延ばした感じになっちゃいまして。(通常の画面比率16:9で表示すると画面の両側に"黒い帯"が入ります)
出力を自動設定にすればWQHDのモニターでも1080pの通常出力よりは綺麗に表示されるというメリットがありますが…ウルトラワイドモニターの没入感は失われるため、PS5でのゲームプレイを考えているなら、ウルトラワイドモニターは微妙かなぁと。
PS5に最適なモニターは"画面比率16:9の4k HDR“がベストですよ、ブラザー。
PS5の初見の感想を振り返ってみる
このあたりで、PS5の初見の感想を振り返ってみようかと思うのですが…まず1つめは「4kでのゲームプレイ半端ねぇ」ってこと。
PS4 Proでも4kでのゲームプレイには対応していたのですが、PS5には"レイトレーシング"という新しい武器を手に入れたことでグラフィックスは次世代機に相応しいものになっているんですよね。
上の画像はスクショではなくて、Japannextの28インチ 4kモニターを映したものなのですが、このキメの細かさ。
音の定位に優れる立体音響にも感激しましたし、DualSenseの触覚フィードバックとアダプティブトリガーにも感激。PS5を初めて起動した時の感想はただただ「すげぇ…」です。(語彙力よ)
僕はPS5でプレイするためにJapannextの4kモニターを購入したんですけど、PS5は4kモニターでプレイするからこそその魅力を全力で引き出せるかなぁと。別に10万を超えるような高級な4kモニターは必要ありません。
品質の確かなメーカーから発売されている28インチ前後の4kモニターなら3万円前後で販売されているので、PS5を購入するなら…ぜひ4kモニターもあわせて購入することをおすすめします。
レビューまとめ!次世代機にふさわしいド級の性能「PS5」
これ以上は長くなり過ぎてしまうので、そろそろレビューのまとめといきましょう。
僕はPS4版 サイバーパンク2077を"PS5″で遊び、PC版サイバーパンク2077もゲーミングPCで遊んでいるのですが、両方遊んでみたら分かるPS5の性能の凄まじさ。
僕のゲーミングPCはRyzen 2700X+RTX2080で組んだ総額20万円ほどの結構ガチめな構成なんですけど…普通に遊ぶならPS5で遊んだほうが快適に遊べちゃうっていう。それくらいPS5はすごい。
PC版ならフレームレートが20fpsに落ち込む重いシーンでもPS5はフレームレートが落ち込むことが"ほぼ"無いんですよね。
(当然、PS5は設定が抑えられていますし、PC版のほうが最高画質に設定した際のグラフィックは綺麗なのですが、僕の自作PCのスペックではとてもじゃないけど遊べません。PC版サイバーパンク2077はレイトレーシングオフの"中"設定でギリ60fpsに迫るかなぁってくらいに重い)
PC版サイバーパンク2077を遊ぶために必要なグラボについてはまた別の機会にするとして…とにかくそんな重いゲームも快適に遊べちゃうPS5。
発表当時は49,980円高くない? って話題になりましたが、触れてみたら分かる凄いやつ。PS5の価格は逆に安すぎるくらいかなぁと。
デュアルセンスや立体音響で実現されるゲーム体験も唯一無二ですしね。
Good!!
- 49,980円+税というスペックを考えれば圧倒的に安い価格!
- レイトレーシングと高い処理性能により、これまでになかったリアルなグラフィックが体験できる。
- DualSenseのアダプティブトリガーとハプティックフィードバック、そして立体音響による高い没入感。
- レイトレーシングをONにした状態でもフレームレートを落とさない"素のスペック"の高さ。
- デカいけど…モダンで近代的で馴染むデザイン!
Bad…
- 全く手に入らない、本当に欲しい人に行き渡っていない。
- 結構大きいのでスペースに困る。
- 2022年9月15日より値上げされ、PS5は60,478円(税込)、PS5 DigitalEditionは49,478円(税込)。買うハードルが高くなった
PS5のレビュー・評価まとめ
性能 |
★★★★★ |
デザイン |
★★★★★ |
機能 |
★★★★★ |
ゲーム体験 |
★★★★★+ |
価格(コスパ) |
★★★★☆ |
ちょっと書きたいことがあり過ぎて日を跨いじゃったのですが…僕のPS5のレビューをまとめるとこんな感じ。
じっくりPS5を遊んでみると、ゲーム体験も、没入感も、グラフィックスも、間違いなく最高のゲーム機でした。というか、PS5ディスる人がいるの? ってくらいに完成度が高いプロダクトかなぁと。
(品薄なのは転売ヤーと緩い条件で販売した店舗のせい。SIEさんはしっかり対処してくれたと僕は思ってます)
もう2021年になりましたが…今年こそは多くの人にPS5が届けば、と願うばかりです。ぜひみんなにPS5でゲームを遊ぶ楽しさを体験してほしいなって。
僕のありったけの運を使い果たしてPS5もゲットできましたし…あとは欲しいゲームを買い漁って遊びまくるだけだ!
※Update 2022/8/25, PS5の価格が値上げ。価格はPS5が60,478円、PS5 Digital Editionは49,478円になります。いずれも5,500円の値上げで税込み価格。ただでさえ手に入りにくいのにこの価格は…さすがにハードル高め。